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おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.56 

2015.07.21

お米を知ろう56

さて今回のクイズは…暑い盛りのお米事情についてです。

 

生産者さんが夏に行う田んぼの作業の一つに、田んぼや畔の除草作業があります。もちろん除草剤を使用する場合もありますが、除草剤を使わずに稲作を行っている人たちにとっては必要な作業です。除草作業のほとんどが手作業のため、非常に体力を消耗するハードな仕事です。いっぽうでこの時期のお米ですが…今まさに「端境期」、つまり「新米出荷直前で新米・古米の切り替えをもうそろそろ…」という時期です。

 

昨年出来上がったお米は、夏になるとその高温が影響して徐々に食味が落ちてきます。また「虫」!!も出てくる季節でもあります。この時期になると、弊社はなぜか縁故米(親戚の人から無償でもらったお米のこと)の精米を頼まれることが多くなるのですが、ときどき虫だらけ!というお米を頼まれることがあります(当然お断りしますが)。お米は食べ物ですから虫がつくのは多少仕方がない部分もありますが、出来れば虫のついていないお米を食べたいですよね!

 

さてここで問題です。お米の品質を下げず、また虫の発生を抑えるために各家庭で出来る工夫は何でしょうか?次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

 

ア.お米を日光の下に3時間ほどさらしておく。

イ.白米を密封した入れ物に入れ、冷蔵庫に入れる。

ウ.もみ殻を敷き詰めた米びつの中に白米をあける。

エ.殺虫作用のあるシートを広げてお米を広げる。

 

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.56 解答】

 

正解は…イの「白米を密封した入れ物に入れ、冷蔵庫に入れる。」でした。

 

お米につく虫の代表格として「コクゾウムシ」という虫がいますが、気温が15度以下になりますと活動を停止します。また冷蔵庫に入れ、密封することにより白米の酸化スピードが緩やかになります。ただ、お米を買ってきた状態のまま、つまり袋に入ったまま冷蔵庫には入れないでください。袋には空気穴が開いています。そこから冷蔵庫に入れてしまうと米粒が乾燥してしまい、お米が割れる原因になります。ペットボトルやジッパー付のビニール袋などが良いでしょう。

アは…これは実は弊社で代々伝えられている方法で、確かに虫はいなくなります。ただ、高温にさらすことでお米の質が変わってしまいますので、現在では行っていません。お米屋さんでもご家庭でも夏のお米管理、保存は毎年悩ましい問題です。皆さんに虫のついたお米を販売しないよう、全国のお米屋さんは低温倉庫の設置などで気を付けています。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

 

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.55「高付加価値のお米」について