知る
2015.09.28

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.66 「お米屋さんの産地チェックポイント」について

お米クイズ66

さて今週のクイズは…「お米屋さんの産地チェックポイント」についてです。

 

お米屋さんの中には、毎年色々な産地に見学に行く方がいらっしゃいます。私も毎年必ずどこかの産地を訪問するようにしております。私の場合は、産地見学をすることにより消費者の皆さんに産地の様子を明確に伝えることが出来ると考えています。そして、そうすることにより、味の良し悪しだけではなく、生産者の顔や産地の風景までも思い浮かべてお米とお付き合い頂けたら…と願っているのです。

 

さて私のことですが…産地見学に行った際に必ず生産者に尋ねることがあります。それは、お米の品質や味に関係するものと考えて聞いているのですが、その質問に当てはまらないものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

 

ア.夏の昼夜の気温差

イ.田植え時における苗と苗の間隔

ウ.収穫後の乾燥方法

エ.玄米を入れる袋の種類

 

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.66 解答】

 

正解はエの「玄米を入れる袋の種類」でした。

 

アですが、お米も果物等と同じで、昼夜の気温差が大きい方が美味しくなります。イですが、最近では風通しを良くし病気を防ぐ等の目的のため、昔よりも間隔をあけて田植えをしている生産者の方が多くいらっしゃいます。ウは、熱による乾燥と風による乾燥がありますが、三代目の経験則から申し上げますと、より自然に近い風乾燥の方が美味しくなるようです。その他生産者さんには、水のこと、土のこと、地形のこと、肥料のこと、除草方法のこと…様々なことをヒアリングします。そこにはご本人が「当たり前」と思っていることが実は「当たり前でない」ことが多く、その違いこそがその土地や生産者さんの技術の特徴であったりします。そしてその特徴が、お米の味の違いに結びついている…と思っています。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

 

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.65 「新米の時期」について

 

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