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おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.133 「岩手県のお米」

2017.02.28

さて今回のクイズは、岩手県のお米についてです。

 

先週の木曜日、毎年恒例になっています「食味ランキング」が日本穀物検定協会から発表されました。この「食味ランキング」の歴史は古く、今年で46回目。世間にはいろいろなコンテストがあり、中には機械でお米の味を数値化して品評する会もありますが、この「食味ランキング」は、炊飯した白飯を人間が実際に試食して評価する「食味官能試験」です。

 

評価方法ですが、複数産地コシヒカリのブレンド米を基準米とします。そしてこの基準米と比較して各地のお米を「特A」「A」といった格付けを行います。平成28年産米については、141産地・品種について食味試験を実施しました。5年ほど前からマスコミでこの結果を報じることが多くなり、今では「どのお米が最高位の『特A』を獲得したのか?」が話題になっています。今年の注目は、個人的には神奈川県の「はるみ」が特Aをとったこと(恐らく神奈川県では初)と、新潟県の「岩船産コシヒカリ」が特Aでなかったこと(岩船は新潟県で有名な三大産地の一つ)、そして何よりも岩手県の新品種、「銀河のしずく」が参考品種ながら「特A」となったことです。

岩手県はいままでは「ひとめぼれ」での栽培では高評価を得ていましたが、岩手県独自で開発したお米で高評価を得ることを目的に、昨年は「銀河のしずく」を、そして今年は「○○○」をデビューさせます。

 

さてここで問題です。さて今年度デビューの岩手県独自の品種名を次のア~エから選び記号で答えてください。

 

ア.金色の風

イ.藤原の隆盛

ウ.北上の大地

エ.赤札の舞

 

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.133  解答】

 

正解はアの「金色の風」でした。

 

岩手県の県産米戦略として「ブランド米二本立て」という他の地域で事例を見ない方式をとっています。昨年には「銀河のしずく」がデビュー。狙い通り各地で高評価を得ており、昨年の「日経トレンディ」が開催した「米のヒット甲子園2016」では見事に大賞を受賞しました。そして今年デビュー予定の「金色の風」。この二つのブランド米を立て続けに発表することで話題を集め、消費拡大につなげていこうとしています。

岩手県はもともと良食味米がとれる産地です。それこそ岩手県の「江刺」という地域でとれるお米は、大正時代から高評価を得ており、当時はこの地域から出るお米には赤札をつけて他の産地と区別し、そのうえで消費地に発送していたそうです。昨今、各地でいろいろなブランド米がデビューしており、まさに「お米ブランド戦国時代」です。「値段の高いお米ばかり栽培しても、そもそもお米の消費が減っているなかでは少ないパイの奪い合いにしかならないのでは」という批判的な声もありますが、私はまずお米に無関心な人にお米に注目してもらうことこそがまず大事で、そのためにはこういった各地でしのぎを削る状態というのは実は好ましいと考えております。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

 

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