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2017.04.28

おにぎりの記念日は二つ。1月が「おむすびの日」、6月が「おにぎりの日」、その由来は?

現在日本には「◯◯の日」といった記念日が2800以上もあります。ということはもちろん存在するのが「おにぎりの日」。また、それとは別に「おむすびの日」というのもありますが、みなさんは何月何日か知っていますか?

 

震災を忘れないようにと制定された「おむすびの日

 

おむすびの日は1月17日。お米の収穫時期でもないのになぜ? と思う人もいるかもしれません。この日の由来は1995年1月17日に発生した阪神大震災です。寒く厳しい時期に避難生活を強いられた人々に配られたのがおむすびでした。ボランティアの人たちによって行われる炊き出しの中でもすぐに、そしてどこでも食べることができたのがおむすびだったというわけです。

 

この時にお米やごはんの大切さを見直す運動が行われ設立されたのが「ごはんを食べよう国民運動推進委員会」です。この委員会が震災を忘れないようにと声をあげ制定されたのが「おむすびの日」だというわけです。

 

おにぎりの日」誕生の理由は日本最古のおにぎりにあり

 

一方、「おにぎりの日」は6月18日です。日本最古のおにぎりが発掘された石川県能登半島に位置する旧鹿西(ろくせい)町(現・中能登町)が記念日登録をし制定されたのが「おにぎりの日」。これは旧鹿西町の町おこしのためで6月は鹿西の「ろく(6)」から来ています。そして毎月18日に制定されている「米食の日」から取って6月18日が「おにぎりの日」になったということです。

 

ちなみに毎月18日が米食の日なのは「米」という漢字が「十」と「八」に分解できるからで、1978年10月に三重県が制定しています。なぜ農林水産省などの中央官庁でなく三重県が制定したのかは不明ですが、おにぎりやお米に関する記念日が多いことからも日本人にとってなくてはならない存在だということがわかりますね。

 

 

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