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おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.5

2014.07.07

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お米の生産者は「雑草」の扱いに非常に神経を使います。稲が成長する前から雑草が田んぼに出てきてしまうと、本来稲が吸収すべき田んぼの養分が雑草に取られてしまい、結果、稲の成長が阻害されてしまうからです。

稲がある程度成長した後でも、ヒエなどの雑草が出てきます。それをそのままにして稲の収穫時に一緒に刈り取ってしまうと、米粒の中に「異種穀粒」が混ざってしまいます。その割合が多いとお米の等級検査で格付けが下がってしまい、安い値段で売る羽目になってしまうのです。

さて上記で紹介した内容は「田んぼの中」の話ですが、生産者さんは「田んぼの周り」、つまり「畔(あぜ)」の雑草にも気を遣います。その理由として最も当てはまるものを次のア~エから選んで下さい!

ア.畔に雑草が生えると、雑草の根っこが畔を崩してしまい、田んぼから水が漏れてしまうから。

イ.畔に雑草が生えると、米粒に吸いつくカメムシの住み家となってしまうから。

ウ.畔に雑草が生えると、風が田んぼに入らず水温が上がり、稲が生長しすぎてしまうから。

エ.畔に雑草が生えると、田んぼに撒いた肥料の養分がすべて畔の方に偏って流れてしまうから。

 

【お米を知ろう!Vol5 解答】

正解はイの「米粒に吸いつくカメムシの住み家となってしまうから」でした!

畔に雑草があると、その雑草のなかで生育したカメムシが水田のなかに入って稲穂の米粒に吸いつきます。すると、そのカメムシに吸われた米粒の部分が斑点になってしまい非常に見た目が悪くなるのです。このような米粒を業界用語で「着色粒(ちゃくしょくりゅう)」と言います。収穫したお米のなかにあまりにこの「着色粒」が多いと、やはり等級検査で格付けが下がり、生産者さんは安い値段でお米を売らざるを得なくなるのです。

そういったお米がお米屋さんではどうしているのか?というと、多くのお米屋さんはそういった「着色粒」を選別して取り除く機械を持っています。これを「色彩選別機」と言います。これはCCDカメラで色のついたお米を瞬時に見分けそれを空気の力ではじき飛ばす!というスグレモノの機械です。機械も活用し、着色粒が極力食卓に上らないよう、お米屋さんも頑張っているのです。ちなみに…カメムシが吸ったお米自体は無害ですから、どうかご安心下さい。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄