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【お米を知ろう!】Vol.116 「お米は工業製品ではない!」

2016.09.25

お米を知ろう116

 

さて今週のクイズは…「お米は工業製品ではない!」です。

この時期になると、地方では稲刈り真っ最中…どころかもう終わっているところが多くあります。稲刈りが終わればすぐに新米としてお店の店頭に並ぶのか…となるとやや違います。圃場で実際に稲をご覧になった方であれば何となくイメージがつくと思いますが、収穫間近の稲穂をよく見てみると、ときどき黒い色がついていたりまだ色が緑がかっていたり、粒の大きさが不揃いであったり、実は様々です。稲は自然のものですから稲穂一つ見ても粒がすべて同じ具合に登熟しているとは限りません。中には虫が食べたり、病気になっていたり、そういったお米粒も含まれているのです。そう、お米は工業製品ではありませんので、すべてが同じお米粒ではないのです。ところが…一般的にお米屋さんやスーパーで購入する白米を見ると、ほとんどが粒の大きさが揃っていて、色もきれいな半透明な乳白色です。

これはどういうことなのでしょうか?

 

さてここで問題です。稲刈り後、お米粒の大きさ及び見た目を揃えるための機械として、最も関係のないものを次のア~エから選び記号でお答えください。

 

ア.乾燥機

イ.籾摺り機

ウ.米選別機

エ.色彩選別機

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.116 解答】 

 

正解はアの「乾燥機」でした。

 

以下、手順を簡単に説明します(なおすべての生産者さんがこの工程を行っているとは限りません)。お米は収穫後まず「乾燥機」に入れます。水分を落としてから、籾がらを除去します。ここで使用する「籾摺り機」で、籾から籾がらを取り除き、さらにその籾がらが混ざらないように除去します。この工程で玄米になるのですが、この玄米を「石抜き機」にかけて石を取り除きます。次にこの玄米を「米選別機」で網を使ってふるいをかけ、粒の大きさを揃えます。最後に玄米を「色彩選別機」で黒い色のついたお米やまだ緑色のお米を取り除きます。また、それぞれの行程において、他の作物の種(異種穀粒)なども除去されます。このような工程を経てきれいな玄米がお米屋さんに届くのですが、さらにお米屋さんでも、「石抜き機」を使い、さらに精米後に「色彩選別機」で色のついたお米を除去します。このように何段階かを経て皆さんの手元に安心して食べることのできるお米が届くのです。お米を購入される際には、お米の価格にはこのような手間賃も含まれていることを思い浮かべていただければと思います。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

 

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.115「どんぶりもののルーツ」