知る
2020.07.07

ピンク色した謎の食材「桜でんぶ」の秘密に迫る!

三食弁当やちらしずしの彩り、バレンタインやひな祭りといった行事の際に混ぜ込んでピンク色のおにぎりを作るなど、さまざまなシーンで活躍する「桜でんぶ」。可愛い色とその甘い味わいから、重宝される食材ですよね。

読者の方の中には、ジブリ映画の名作『となりのトトロ』にて、サツキちゃんがお弁当を作るシーンで登場したことを思い浮かべた方も多いのでは? 焼き魚と青豆、そして桜でんぶが乗った、あの素朴なお弁当は一度再現して食べてみたいものですね……。

さて、そんな桜でんぶですが、意外と知られていないのがその原料。ふりかけのようなその見た目からは想像できませんが、実はタイやタラといった白身魚を加工した「佃煮」の一種なんです!

作り方はシンプルで、魚の骨や皮、血合いなどを綺麗に取り除き、すり鉢などで軽くほぐします。その後、鍋に移し替えて酒や砂糖などで味を調え、乾燥するまで炒めたら「でんぶ」の完成。そこに食紅を加えて着色したものが「桜でんぶ」と呼ばれるのです。シンプルながら手間のかかった食材なんですね。

ちなみに「でんぶ」は漢字で「田麩」と書くのですが、原型は「田夫」という言葉に由来します。田夫とは「粗野」「田舎っぽい」のような意味があり、タイやタラといった高級な魚を、そのままではなくわざわざ崩して食べることからその名がつけられたといわれています。

普段口にしているけど、その違いや原料を知らないものはまだまだあるはず。おにぎり協会では、そんな疑問や謎を解明し続けていきます!

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