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2020.09.23

グルテンフリーやビーガンって? 多様化する食にも対応できる「おにぎり」の強さ

近年、グルテンフリーやビーガン、マクロビオティックなどさまざまな言葉を耳にするようになりましたよね。コンビニやスーパーでも「グルテンフリーパン」や「ビーガン対応麺」といった商品が多くなり、食の選択肢が広がってきているように感じます。では、それぞれどのような違いがあるのでしょうか?

グルテンフリー
そもそもグルテンとは、小麦に含まれるたんぱく質の一つで、小麦食品特有の「粘り」を出すのに大切な役割があります。加工がしやすく、安価なためさまざまな食品に使われている成分です。

しかしこのグルテン、小麦アレルギーはもちろんのこと、小腸の粘膜を弱らせてしまうセリアック病や、ガスだまり・腹痛・倦怠感などを引き起こすグルテン不耐性や過敏性腸症候群といったさまざまな病気を引き起こす一面もあるんです。

そんな中で注目されているのがグルテンフリーです。ノングルテンとも呼ばれ、パンやパスタといった小麦を含む料理を口にしないことで、体調や気分の落ち込みといった諸症状を改善することを目的としています。最近では、米粉などを使って麺やパンなどを再現した加工品も幅広く販売されるようになったため、普段と変わりない食事を楽しむことができます。

ビーガン(ヴィーガン)
ビーガンとは、卵や乳製品を含む動物性食品を摂取しない「完全菜食主義(=植物性食品のみ)」のことで、海外を中心にその傾向が高まっています。ベジタリアンと混同される場合がありますが、ベジタリアンには「植物性食品と乳製品だけ」「植物性食品と卵だけ」などいくつかの種類に分かれており、その中でも植物性食品だけ食べる人をビーガンと呼びます。

マクロビオティック
マクロビオティックは、穀物や野菜を主食とし、動物性食品は摂取しない穀菜食主義のことで、日本生まれの食事の考え方です。玄米をはじめ、海藻やお漬物といった精進料理に近い献立で構成され、よく噛んで味わうことで胃腸への負担を和らげたり、食の大切さを噛みしめるといった意味合いがあります。

これらの言葉、大まかに「菜食主義」や「アレルギーへの対応」ということは知っているかと思いますが、実はこれらの食事すべて「お米」もっと言えば「おにぎり」で対応できるんです。さまざまな食の考えに合致するスーパーフード。お米、海苔、塩という3要素は、シンプルながらも栄養がぎっしり詰まっており、お腹も心も満たしてくれますよ!

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