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2025.07.07

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.542「和風月名」

ご存知の通り各月の名称…1月、2月、3月、、、には日本独自の呼び名があります。例えば1月は「睦月」、2月は「如月」と呼ばれています。この名前にはそれぞれ意味があり、例えば「睦月」の場合は「新年を祝い、親族が集まって親睦を深める「睦び月(むつびつき)」が略されたもの」…という意味があります。「如月」の場合は「旧暦2月頃はまだ寒さが厳しく、重ね着をする時期であることから、「更に衣を重ねる」という意味で「衣更着(きさらぎ)」と呼ばれていた」という意味です。

 

 

さてここで問題です。こういった各月の呼び名自体、実は稲作に由来があるものも数多くあります。日本古来より行われてきた稲作だからこそ、和風月名と関係が深いのですが…。では次のア~エの各月の名称のうち、稲作と最も関係が無いものを選び、記号で答えて下さい。

ア.皐月

イ.水無月

ウ.文月

エ.霜月

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.542解答】

正解はエの「霜月」でした。 「霜月」は11月のことで、霜が降るほどに冷えてきた時期のためこのような呼び名になっています。なお岐阜県のお米に「ハツシモ」と言うお米がありますが、これは霜が降りてくる時期くらいに収穫が始まるためこのような名前になっています。

ア…5月のことです。田植をする月であることから「早苗月(さなへつき)」と言っていたものを略したと言われています。

イ…6月のことです。水の月(「無」は「の」を意味する)で、田に水を引く時期を指しています。

ウ…7月のことです。稲の穂が実る月(穂含月:ほふみづき)から派生していると言われています。

なおこれら和風月名はあくまでも旧暦の話なので、いまの月とは1か月ほどずれが生じています。そのため実際の農作業のタイミングとは必ずしも合っていませんので、その点、ご了承下さい。

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