おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.558「ふるい」
今回の米騒動でも話題になりましたが、お米は収穫したあとに「ふるい」にかけます。その主な目的は米粒の大きさをそろえるためです。当たり前ですがお米は農産物です。穂を形成している米粒の一粒一粒の大きさはすべて同じではありません。そこでふるいにかけて一定の大きさの米粒に整えているのです。

米の収穫量を測る際に「網目の大きさはどれくらいの大きさでふるったのか」によって収穫量も変わってきます。地域によって、またお米の売り方により、この網目が1.8ミリだったり2.0ミリだったり様々なのですが…。さてここで問題です。この網目の大きを仮に2ミリとした場合、2ミリより小さいお米は網の下に落ち、網の上に残ったお米が販売用のお米に回りますが、この「ふるい」にかけるお米とはいったい何でしょうか?当てはまるものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.籾
イ.玄米
ウ.白米
エ.炊飯後の米粒
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.558解答】
正解はイの「玄米」でした。この「ふるい」を一般的には「ライスグレーダー」と呼びます。
米粒が大きいと食べたときに食べ応えがあるため美味しく感じます。また精米した際に目方があまり減らない(歩留まりがいい)ため、お米屋さんにとっても嬉しいお米です。 なお網目の大きさは玄米の厚みを対象にしています。長さではありません。
主な仕組みは、回転する筒状の網(選別網)の中に玄米を通し、網の目よりも小さいものや、形状の悪いものを取り除き、品質の均一な玄米を選別するのです。
米の銘柄や品種、また地域によって、選別に使用されるふるい目幅(網目の大きさ)は異なります。一般的に、北日本では1.90ミリ、西日本では1.80ミリといったように、地域や品種の粒の大きさの傾向に合わせて使い分けられているのです。






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