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2018.08.19

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.205 「田んぼの風景」

今週のクイズは田んぼの風景についてです。

いま日本全国のほとんどの地域においてお米の穂が出ています。穂が出たばかりの時期…はとうに過ぎて、いまは稲が籾に養分を送って稔らせている時期です(登熟期)。もちろんこの時期もとうに過ぎて既に刈り取りまで終えている地域もありますが…。

この「穂」ですが、茎から出てくることを出穂と言います。もちろん、稲は植物ですからいくつかの茎から同時に穂が同時に出てくるのではなく、タイムラグはあります。このタイムラグがほぼ無くなり田んぼ一面に穂が稔ることを「穂揃い期」と言います。

さてここで問題です。穂揃い期になる前の段階で、最初に出てくる穂のことを○○穂と言います。この○○に当てはまる言葉を次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.初出

イ.出会

ウ.幼な

エ.走り

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.205 解答】

正解はエの「走り」です。稲の穂は見た目は茎の中からから出てきます。

田植えの時期からコシヒカリだとおおよそ70~80日くらいで出穂します。「走り穂」の時期から次に「出穂始め」「出穂期」「穂揃い期」とその出穂している稲の割合からその呼び名が変わってきます。

ちなみに稲の花が咲くのもこの時期です。出穂が始まると開花も始まるのですが、稲の開花時間はおおよそ午前中と決まっているので、もし稲の花が見たい場合は午前中に田んぼを眺めるようにしましょう。

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.204「暑さと稲」

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