「カレーは飲み物」とよく言われますが実際には飲み物ではありません。ただカレールー単体では液体に近いのでそのような表現になるのですが、そういった「ドロドロ」のものを受け止めるためには、お米の方もそれなりの特徴が求められます。

洋風にしろ和風にしろ「カレーに合う」とは、ルーが粒にまぶさり、ひと粒ひと粒が「カレーまみれ」になることが大事です。そうなって初めて口のなかでカレーのルーとごはんが混じり合うのです。

そのように考えたときに、「カレーに合う」お米とは「粒がしっかりしており適度にパラける」といった特徴が挙げられます。その特徴に当てはまらないものを次のア～エから選び記号で答えて下さい。

ア．あいちのかおり

イ．里山のつぶ

ウ．コシヒカリ

エ．雪若丸

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう！Vol.226 解答】

正解はウの「コシヒカリ」です。
その他の品種はいずれも「粒がしっかりしており適度にパラける」品種です。
アは愛知県独自の品種で、なかなか県外には出ませんがお寿司向きの品種です。イは福島県独自の品種で、デビューしたてのお米です。ウは山形県独自の品種で、やはりデビューしたてのお米です。宣伝では特に「食感」を重視してアピールをしているお米です。
お米の味は淡泊であるため食感で差別化を図ろうというのが最近の流れですが、一方でもう少しお米の旨みをもっとストレートに伝えた方がいいのでは？という意見もあります

出題者：小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

＞おにぎり協会クイズ【お米を知ろう！】Vol.225「ごはんのカロリー」