知る
2020.05.31

【コメコトバ】なによりもその気持ちが嬉しい

お米や飯、食に関する言葉を紹介するシリーズ「コメコトバ」。
今回は「その気持ち(心遣い)が嬉しい」という意味を持つ言葉を紹介します!

「米の飯より思し召し」
「米の飯」というのは、ここではご馳走や高価なものを意味し、「思し召し」というのは相手を敬い、その気持ちを指す言葉です。全体としては「ご馳走を振る舞ってくれたり、高価なものをくれたりすることはありがたいが、何よりもそれをやろうとしてくれている“気持ち”が嬉しい」という意味です。

幼いころ、母の日や父の日に頑張ってお小遣いを貯めてプレゼントを買ったこと。お金がない代わりにお手伝い券や肩たたき券をあげたこと。そんなときお母さんやお父さんから「高いものはいらないよ。その気持ちが嬉しいんだよ」と言われた経験がある方は多いのではないでしょうか。

それ自体が「米の飯より思し召し」であり、私たちは昔からそういった“心の満足”に触れあってきたのですね。

日本人の謙虚で思いやりに溢れた姿勢は、こうしたコメコトバに裏打ちされているのかもしれませんね!

この記事を気に入ったらシェアしよう!