おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.515「精米時に大切なこと」
精米時に大事なのは「いかにきれいに精米できているか」です。例えば筆者のような普通の米屋であれば、自分の今までの経験則から「どういった状態が『きれいな白米』なのか」は理解しているので、精米しながら機械から出てきたお米を見つつ、精米機の調整を行っているのですが…。ただ、こういった経験則ではあまりにアナログであるということで、精米時にある機械を使って白米の状態を調べ、その結果をもとに精米機の調整を行っている企業もいるのですが…。
さてここで問題です。精米時にお米がきちんと精米できているかとうかを測る機械を次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.味度メーター
イ.食味計
ウ.白度計
エ.穀粒判別機
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.515解答】
正解はウの「白度計」でした。白度とは、お米の白さの程度を数値化したもので、玄米は20前後、白米は40前後を目安としています。お米の白さを測ることにより、きちんと精米できているかどうかを確認し、必要に応じて精米機を調整します。個人的には精米で大事なのは白さに加えて、きちんと胚芽が取れているか、粒が割れていないかも含まれていると思っています。
ア…生米を炊飯しつつ、その際に出る保水膜(炊きあがり時の米粒の表面のつや)の厚さを測ることによりお米の美味しさを点数化する機械です。
イ…生米状態からアミロースやタンパク質、水分などの値を測り、点数化する機械です。各地で行われているお米コンテストでよく使われています。
エ…玄米の粒の大きさが整っているか、病気になってたり未成熟な粒は無いかなど、見た目の状態がどうなっているかを測る機械です。