「おにぎり憲章」が制定されました!
2014年9月6日(土)開催 第1回「おにぎりサミット」では、
一般社団法人おにぎり協会が考えるおにぎりをまとめた「おにぎり憲章」が採択されました。
今回制定された「おにぎり憲章」は全17条。今後も年1回のペースで「おにぎりサミット」を開催し、
おにぎりの進化に合わせて内容を検討してゆく予定です。今回制定された条文はこちら。
第1条 おにぎりは、人の手でにぎられたものとする。ただし、第2条および第3条を満たす場合は、例外も認める。
第2条 おにぎりは、愛情や感謝の気持ちを伝えるコミュニケーションツールである。そして、おにぎりには夢や希望が込められている。
第3条 おにぎりは、「コメ」「塩」「海苔」「具材」「水」の5要素を基本とする。
第4条 おにぎりには「コメ」は必須要素であるが、「塩」「海苔」「具材」の使用は自由である。「海苔」に代わり昆布や木の葉など、各地の歴史・文化を重んじることが望ましい。
第5条 おにぎりに使用するコメはジャポニカ種を基本とするが、その種は問わない。また、アワやヒエ、ムギといったイネ科穀物を使用しても良い。
第6条 おにぎりに1個に使用するコメの重量は、おおよそ80~100gを目安とする。ただし、重量の多寡はそれを問わない。食べたい(食べさせたい)量が適量である。
第7条 おにぎりに使用する塩は、海水塩、岩塩等の種類および産地を問わない。
第8条 おにぎりに使用する海苔は、日本沿岸で採れたものが望ましい。
第9条 おにぎりに巻く海苔は食べる直前に巻く「パリパリ」、巻いてしばらく経ってから食す「しっとり」のいずれも認める。
第10条 おにぎりに使用する具材は、それを問わない。
第11条 おにぎりに使用する具材は、1コにつき1種を基本とする。ただし、混ぜごはんの場合はそれを問わない。具材とコメのバランスこそ肝要である。
第12条 1食で食すおにぎり個数の上限は、これを定めない。
第13条 おにぎりの形状は、三角型、丸型、円盤型、俵型など、それを問わない。
第14条 「おにぎり」は、「おむすび」「にぎりめし」と同義とする。
第15条 おにぎりに、味噌、醤油、みりん等の調味料、および油やバターなど加え、焼く、揚げるなど加熱調理することを認める。
第16条 にぎり寿司、巻き寿司、稲荷寿司、おはぎなど、日本固有のコメ料理はすべて「おにぎりの派生料理」である。今後もコメを基本とし、新たなおにぎりの可能性を追求する。
第17条 おにぎりは、あらゆる場面に対応できる万能料理である。一汁一菜を基本とし、弁当に、パーティー料理に、和酒洋酒の肴にと、その可能性は無限大である。
以上
第1回「おにぎりサミット」ご参加のみなさま、ありがとうございました!