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2021.11.08

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.361「玄米と石」

玄米で購入すると、まれにですが玄米以外のものが入っていることがあります。例えば籾や麦、草の実など「自然由来のもの」がほとんどですが、なかにはそうではないものもあります。

代表的なものが「石」です。

石は「石抜き機」という機械を使えば取り除くことができますが、それでもそういった機械を持っていない販売者から玄米を購入すると混じっていることがあるのです。

さてここで問題です。この石が玄米に紛れ込む理由は何でしょうか?正しいものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.肥料として石を使うため。

イ.苗を石畳のうえで育てているため。

ウ.稲刈りのときに田んぼの石を巻き込んでしまうため。

エ.籾から籾殻を取る際に石を使うため。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.361解答】

正解は「稲刈りのときに田んぼの石を巻き込んでしまうため。」でした。 田んぼには田植えのときに水を張ってトロトロにするため、あまり石が入っているイメージはありません。ただ大きな石はともかく、小さな石は普通の地面と同じく存在しているのです。そのため例えば田植えイベントのときに裸足で田んぼに入る人がいますが、実は危険な行為なのです。

稲を刈り取る機械「コンバイン」は大きなバリカンのような仕組みをしているため、どうしても地面にある異物まで巻き上げてしまいます。

玄米調整段階で「石抜き機」を使えば問題ないのですが、機械を持っていない生産者も時々いるため、まれに入ることがあるのです。

昔…それこそ50年前くらいまでは白米であっても石が入っているのは当たり前でした。いまでは滅多にないことを考えると、石抜き機の発明はまさに「大発明」なのです。

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