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2022.01.31

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.372「水管理」

 

今週の問題は…水稲栽培になくてはならない「水管理」についての問題です。 稲作に関する言葉で「苗半作」という言葉があります。これは「苗づくりが無事に終われば稲作の半分は終わったようなものだ」という意味です(やや意訳)。

これほどまでに稲作における作業比重は苗づくりに置かれていますが、しかしながら田植え後の諸々の管理も大事なことです。そのうちの一つ「水管理」について正しく述べているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

 

ア.田植えをするときの水の深さは10センチほどが必須とされる。

イ.田んぼの水の調整は、稲の成長に合わせて人為的に行うときがある。

ウ.田んぼには常に水が無ければならず、水がなくなるのは稲刈りの時だけである。

エ.水の温度は冷たい方が稲の持つ成長力を促すことができるため、雪解け水の活用が最も良いとされている

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.372解答】

正解はイの「田んぼの水の調整は、稲の成長に合わせて人為的に行うときがある」でした。

特に大きいのは分げつ(茎が分かれること)を増やしたり抑えたりするための水管理、そして中干し後、水分と酸素の供給を繰り返し行う「間断灌漑(かんがい)」があります。

ア…田植え時には田んぼがぬかるんでいればよく、そこまでの深さは必要ありません。田植え後に水かさを増やします。

ウ…イの間断灌漑及び中干し時に水を落とします。中干しとは分げつが終わったころに水を落として土を乾かし、土壌のガスを抜き酸素を供給し、稲の根を丈夫にする作業です。

エ…だいたい16度~25度が適温とされています。

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