おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.452「お米の出来」
各地で稲刈りが始まりつつあります。よくこの時期に話題になるのが「今年のお米の出来はどうか?」というものです。以前であれば籾の数や茎の数でだいたいの収量はつかめて「豊作だからいい」「今年はあまり穫れなさそうだ」といった話ができましたが、今は違います。
今は「品質がどうか」まで問われるため、生産者にしても「実際に収穫してみないと分からない」というのが実際です。そのような状況のなか、最近のコンバインには「収穫したお米の○○」を収穫時に測る機能がついており、圃場ごとのお米の味まで分かるようになってきましたが…。さてここで問題です。○○に当てはまる、お米の味に最も関連が深いものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.水分
イ.たんぱく質
ウ.アミノ酸
エ.ビタミンE
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.452解答】
正解はイの「たんぱく質」です。
お米にはたんぱく質が含まれていますが、この数値が高いと食感が硬くなるため、低い方が良いとされています。
最近のコンバインは収穫した圃場ごとのお米の収量、水分値、たんぱく質を測ることができるタイプがリリースされています。お米は収穫後に乾燥させるので、収穫時に判明する水分値は味というよりもその後の乾燥工程に影響する内容です。それらのデータが圃場ごとに管理できるので、例えば乾燥作業の効率化、味の良質なお米のみの選別、翌年の圃場ごとの施肥設計などに役立てることが出来ます。これもスマート農業の一環です。