おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.197 「お米の呼び名」
今回のお米クイズは「お米の呼び名」についてです。
お米は昔から神聖なものとされてきました。それは私たちの命をつなぐ大事な食糧だったから。お米があるからこそ、私たち日本人はムラやクニをつくることができ、子孫を残すことができたのです。私たちにとって非常に大切なお米は、そのため様々な儀式や祭礼に使われます。すなわち「米」とは神秘的な力が「こめられた」存在であり、そこから転じて「こめ」と呼ばれるようになったと考えられています。
さてここで問題です。お米の呼び名のうち、「仏教」と関係のあるものを次のア~エから選び記号で答えて下さい。
ア.銀シャリ
イ.はちぼく
ウ.縁故米
エ.俸禄米
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.197 解答】
正解はアの「銀シャリ」です。仏教から来ている言葉です。
入滅した釈迦が荼毘に付された際の遺骨を「仏舎利」と呼び、それが白米に似ていることから近世以降に日本でシャリと呼ばれるようになりました。お寺で見ることのできる「五重塔」は、本来「仏舎利」を祀るために建てられた塔を起源にもつ建築物です。
イは「米」の漢字をばらすと「八」と「木」になるため、そこからきたお米を指す言葉である。ウは産地の親戚などから無償で送られるお米のこと、エは江戸時代の武将に渡された給料=米のことである。