おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.486「田植えに適した天候」
いま国内では田植えシーズン真っ盛りです(もちろん既に終わっている場所もありますが)。稲作には「苗半作」という言葉ありますが、これは「苗づくりが終われば稲作の半分は終わったようなものだ。それくらい苗づくりはめちゃくちゃ大事」という意味です。
この言葉が示すように、生産者さんは田植えが終わるとほっと一息がつけるのですが…。そんな田植えですが一般的に田植えに適した天候というものがあります。それはいったいどのような天候でしょうか?当てはまるものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.激しい雨が降っている日
イ.風がものすごく強い日
ウ.気温が20度前後の曇りの日
エ.快晴で気温が5度以下の日
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.486解答】
正解はウの「気温が気温が20度前後の曇りの日」でした。選択肢のエとの比較で見ますと、エのように天気が良いのは問題ありませんが、あまりに寒いとせっかく田んぼに植えた苗の成長が阻害されます。ウのように曇りであっても気温が15度以上あったほうが稲にとってはいいのです。田植えは5月初旬から始まるところが多いのですが、快晴でかつあまりに暑いと上空からの太陽の光、そして水面からの照り返しもあるため、稲はともかく人間にとっては過酷な状況と言えます。
ア…あまりに激しい雨だと田植えと同時に散布する農薬や肥料などの効き目が落ちる場合があります。
イ…風が強いとせっかく田植えした苗が流される場合があります。