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2025.03.07

【おにぎりサミット】炊飯やおにぎりの握り方、保存方法について考える パナソニック、クレハ、東洋アルミ、竹本油脂が今日から取り入れたい知識やヒントを発表

2025年2月7日(金)に開催した「おにぎりサミット2025」。様々な角度からおにぎりを考えるトークセッションが行われました。そのひとつが「炊飯器で本当に美味しくお米を炊く、保存する、持ち運ぶ方法」です。

パナソニック株式会社キッチン空間事業部の加古さおりさん、株式会社クレハ企画開発部の平岡秀剛さん、東洋アルミエコープロダクツ株式会社コンシューマービジネスユニットの足立隼人さん、竹本油脂株式会社第一事業部の小野田篤さんがステージに登場。炊飯器を使った正しいお米の炊き方やおにぎりの持ち運びについてのノウハウについて語ってくれました。

SeedをFoodに変えるのが炊飯

おにぎりといえば、ないと始まらないのがごはん。当たり前のように炊飯器で炊いていますが、おいしく炊くコツはあるのでしょうか? 「炊飯は一言で言うとSeed(種)をFood(食べ物・食事)に変えること」と話すのは加古さんです。連続テレビ小説「おむすび」で主人公の結が自身が働く星河電器で炊飯器の開発をするというシーンもありましたが、そのモデルにもなっていたのが加古さんの働くパナソニック株式会社キッチン空間事業部だったそう。

そんな加古さんが話すおいしいおにぎりの作り方のコツは3つ。「まずは炊飯は炊飯器にお任せ。吸水や蒸らしも不要です。全て炊飯器に任せてください。そして炊き上がったらすぐにほぐすこと。粒と粒を自然にほぐすようにすることで表面のツヤをキープできます。最後は熱々ご飯をふんわりとよそい、握るのは3回です。握りたては柔らかすぎると感じても、粗熱が取れたらほろほろおにぎりになります」と加古さん。

炊飯油のすすめ

「炊飯油という言葉を知っていますか?」と会場に投げかけたのは小野田さんです。その名の通り、炊飯する時に油を少し足すというもの。「お米一粒一粒をコーティングしてくれ、パサつかないんです。さらに時間が経ってもご飯が固くなりにくいので、食感をキープできます」と小野田さん。他にも釜離れが良く、お米が釜にくっつかないので食品ロスにも繋がるんだとか。ゴマを生搾りしている太白胡麻油はクセがなく、お米の持つ香りや味を邪魔しないので炊飯油に最適だと言うことです。「1合に対して炊飯油は小さじ1です。ぜひ試してみてください」。

ご飯の冷凍術

お米の保存について話してくれたのは平岡さん。子どもの頃から、お茶碗に入っているご飯ではなく、おにぎりが好きだったそう。「NEWクレラップ」でおにぎりを握ることで「手には残っているの菌を防げるので、気になる人は使ってほしい」と話します。そして、気になるのが冷凍保存用のご飯についてです。「NEWクレラップを使って作ったおにぎりは、空気との接触を防ぐだけでなく衛生面にも配慮してそのまま冷凍保存できます」。フリーザーバッグを使えば冷凍焼けや匂い移りも防げるそう。冷凍したおにぎりは暑い日であればそのまま自然解凍でいただけます。この時に炊飯油をしたご飯を使っていると、解凍後の食感もおいしさをキープできると話してくれました。

アルミニウムの特性を利用しておにぎりを楽しむ

アルミホイルを使っておにぎりを作ることのメリットを教えてくれたのは足立さんです。「アルミホイルは作り上げた形状を保持する保形性が高いのも特徴のひとつです。このおかげで、おにぎりの形成も簡単に行えます。また、アルミホイルでおにぎりを握ると適度に湿気が逃げるためベチャベチャとしたおにぎりにはなりにくく、食べる瞬間までおいしさをキープしてくれます」。子どもの頃の遠足では、アルミホイルに包まれたおにぎりを持参したと言う人も多いかもしれません。アルミホイルで握られたおにぎりにはそんなホッとする懐かしい味も感じられます。

これまで食べていたご飯やおにぎりがよりおいしくなりそうなヒントがたくさんあった、このセッション。明日からと言わず、ぜひ今日から試してくださいね。

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