おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.492「お米の単位」
お米は昔から日本人に親しまれてきた農産物です。その量を測る単位として今でも昔の単位…「升」や「合」が用いられています。「升」は約1.5㎏、合は約150gです。さて実はこの「升」のうえにもさらに単位が…「斗(と)」や「石(こく)」があります。「石」ですと例えば江戸時代の大名の規模を表す単位として広く知られていますが…。
さてここで問題です。「石」の手前の単位…「斗」ですが、この「斗」をは重さで表すとおおよそどのくらいの重さになるでしょうか?最も近い数字を次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.15㎏
イ.150㎏
ウ.1.5トン
エ.15トン
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.491解答】
正解はアの15㎏でした。なおイ=「石」になります。問題文にあるような大名の規模を表す「石」ですが、例えば「加賀100万石」という言葉がありますように、「石」以上の単位はありません。
なお問題文にある「升」や「合」は正しくは重さではなく体積を測る単位であり、1合=約180mlです。1合の10倍が1升、その10倍が1斗、さらにその10倍が1石となるわけです。
「斗」とはあまり耳にしない単位かもしれません。現代では例えば油や醤油などを入れた缶…「一斗缶」がありますが、それくらいでしか使われていません。料理の世界や日本酒の世界では、家庭用では「升」や「合」は使われていますが、その上の「斗」や「石」となると量が多くなるので業務用の世界でしか見ることはありません。お米業界では「斗」はほとんど見ませんが、「石」はお米を乾燥させる機械の大きさを表す際に使われています。