おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.499「新米と古米の入れ替え」
先週から街中のスーパーを中心に棚からお米が無くなっている現象が起きており、不安を感じている消費者も多いようです。ただ、9月になれば本格的に新米が出回りますので、お米が無くなることはありません。ご安心ください。
実はこの時期は、今年に限らず毎年お米の流通量が少なくなります。その理由の一つに、新米と古米の入れ替え時期に当たるから、ということがあるのですが…。 さてここで問題です。この入れ替え時期の呼び名を何と言うでしょうか?当てはまるものを次のア〜エから選び、記号で答えて下さい。
ア.端境期
イ.出穂期
ウ.分蘖期
エ.刈取適期
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.499解答】
正解はアの端境期でした。「はざかいき」と読みます。この時期は、販売者からするともうすぐ新米が出てくるのが分かっているため、古米の仕入れはセーブします。意識的にセーブしなくとも、新米がないうちは古米はどんどん減る一方なので、供給量か細くなるのは致し方ないことなのです。
イは稲から穂が出る時期。「しゅっすいき」と読みます。地域や品種によって異なりますが、7月くらいが盛りです。
ウは茎が分かれる時期。「ぶんげつき」と読みます。茎数が増えると稲穂の数も増えるのでそこから収穫量も見えてきます。
エは稲刈りするのにちょうど良い時期。生産者さんは葉っぱの色や籾の乾燥具合などを見ながら刈り取りのタイミングを計ります。