今回は生産者の高齢化について触れてみます。 皆さんご存知の通り、産地では農業従事者の減少、及び高齢化が進んでいます。今回の米騒動の原因には様々な課題が指摘されていますが、やはり根幹には昔ほど産地に生産余力が無くなってきていることがあると思われます。

農業従事者のうち基幹的農業従事者（仕事が主で自営農業に主に従事）と呼ばれる人たちのうち、65歳以上の割合は⚪︎⚪︎%となっているのですが…。 さてここで問題です。この⚪︎⚪︎に当てはまる数字に最も近いものを次のア〜エから選び、記号で答えて下さい。

ア．30

イ．50

ウ．70

エ．90

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう！Vol.501解答】

正解はウの70でした。

農林水産省発表の、令和6年農業構造動態調査から参照です。 正しくは71.7%で毎年増えています。

なお今回、70歳以上の従事者が初めて60%を超えたことでも話題になりました。

労働力総体は136万人と、こちらも毎年右肩下がりとなっており、ここからも新規参入者が少ないことが分かります。労働力については少ない人数で生産を行う効率化の面もあるので一概に悪いことではありませんが、高齢化につきましては今後の日本の食糧安全保障の面からも喫緊の課題と言えるでしょう。