おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.510「お米と月」
最近はようやく秋らし、涼しくなってきました。涼しくなると空が澄んでいて夜空がきれいです。思わず空を見上げてきれいに映える月なんぞ眺め、風雅なひと時を過ごしたくなる今日この頃ですが…。
と言うわけで、今回はそんな流れ?で「お米と月」にまつわる問題を考えてみました。以下のア~エの文章のうち、正しく述べているものを選び、記号で答えて下さい。
ア.縁起のいい日とされる「一粒万倍日」(意訳:この日に一粒お米を撒けば一万粒になる)は満月の日に設定されている。
イ.岐阜県が産地の「ハツシモ」という品種は、霜が降り始める霜月(11月)あたりで収穫されることからこの名前がついた。
ウ.「銀の朏(みかづき)」という名前のお米があるが、実際の品種名は「龍の瞳」という名前である。
エ.十五夜になるとお月見団子をお供えするが、団子の原材料はもち米のみである。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.510解答】
正解はイの「岐阜県が産地の「ハツシモ」という品種は、霜が降り始める霜月(11月)あたりで収穫されることからこの名前がついた。」でした。
「ハツシモ」は晩稲品種の一つで、10月下旬から11月にかけて収穫されます。この時期は初霜が降り始める時期ということもあり、また11月は別名「霜月」ということもあり、その名前の由来になっています。大粒で食べ応えのある食感は最近の品種の流れですが、実はハツシモは1950年にデビューした古い品種というのですから驚きです。
ア…一粒万倍日は、立春や立夏、夏至や冬至などの二十四節気と、干支の循環によって決まります。だいたい月に5日、年間で60日余が一粒万倍日になります。
ウ…「銀の朏」も「龍の瞳」はどちらも「ブランド名」であり、品種名は「いのちの壱」と言います。「銀の朏」は米粒に一筋の白い線が見えることからこの名前がつけられました。
エ…必ずしももち米だけではなく、うるち米とブレンドさることもありますし、うるち米だけで製造される場合もあります。