
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.527「外国産米」
最近は国内産のお米の値段が天井知らずで上がっているため、大手スーパーや外食産業では日本米よりも値段的にお得な外国産米を輸入し始めています。
その流れはここ最近、特に太くなってきており、港での手続きがたいへん混雑しているとも言われてます。
筆者も最近、あるスーパーで外国産米を見かけました。べらぼうに安いわけではありませんが、日本米のようにキロ当たり1,000円を超えるまでには至っていないようです。
さてここで問題です。
日本が輸入するお米について正しく説明している文章を次のア〜エから選び、記号で答えてください。
ア.輸入米はすべて長粒種である。
イ.輸入米には関税がかかる場合とかからない場合がある。
ウ.輸入米のほとんどがアメリカ産のものである。
エ.輸入米はすべて人間が食べる用途のものである。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.527解答】
正解はイの「輸入米には関税がかかる場合とかからない場合がある。」でした。
1993年に米の部分開放を受け入れた関税貿易一般協定(ガット)ウルグアイ・ラウンドにより、95年度以降、日本はミニマムアクセス(最低輸入量)を導入しました。この枠の中であれば関税はかかりません。ただ数量が現在で77万トンであり、この枠超える場合は関税を支払ってお米を輸入することになります。いまは1キロ当たり341円の関税を支払うことになりますが、それでも日本米より安いため、輸入が増えているのです。
ア・ウ…日本の米の輸入国別の割合は、米国、タイ、豪州、中国などが主な輸入先です。
エ…ミニマムアクセスの多くは加工用や飼料用に販売されていますが、うち最大10万トンが主食用として米卸などに販売されています。