おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.25
さて、本日のクイズはお米の流通についてです。
お米…私たちにとっては無くてはならない、大事な食糧です。
今も昔も、私たちの命を支える、大事な主食です。
今では当たり前のように食卓に並んでいるお米ですが、太平洋戦争中、そしてその前後の期間はそうは簡単に手に入るものではありませんでした。
いろいろな歴史を経て、現在のお米の流通が出来上がりましたが…さてここで問題です。
現在、皆さんの食卓に並んでいるお米は、いったいどのような経緯を経て運ばれてきているか、ご存知ですか?
お米の流通について正しく述べているもの次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.食卓に上るすべてのお米は、JA(農協)を経由して販売されている。
イ.米屋が直接、農家やJA(農協)からお米を購入することは許されておらず、必ず卸業者を仲介しなくてはならない。
ウ.農家が一般消費者にお米を直接販売するためには、各都道府県知事の許可が必要とされている。
エ.ある程度の規模未満の業者を除き、お米を販売する業者は農林水産大臣への届出が必要だ。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.25解答】
正解は…エの「お米を販売する業者は農林水産大臣への届出が必要だ」でした。
現在は、お米はどこからでも購入することが出来ますが、それでも届出義務があります。
しかし「登録」や「許可」ではなく「届出」ですので、参入障壁は低いと言えるでしょう。
そのお陰で今では一般消費者の皆さんは、農家から直接お米を購入もできますし、JA(農協)からも、もちろん米屋からも購入できます。
かつてお米の流通は、戦争の最中に整えられた「食糧管理制度」により厳しく統制されていました。
お米の量が少ない時代でしたので、なるべく均等に全国民にお米が行きわたることを目的としていましたが、ところがお米が余る時代になってくると統制の必要も無くなり、やがて歴史的には1995年に食管制度が廃止されたのです。
それ以降、2004年の法改正も受け、消費者の皆さんにとってはお米をどこで購入するか、という選択肢が大幅に増えたのです。
まだ食管制度が生きており、コンビニがお米を販売するにはお米屋さんから購入する必要があった…そんな時代もありました。
三代目も学生時代に近所のセブンイレブンにお米の配達をしたことを覚えています。今ではとうてい考えられません。