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2016.02.29

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.87 お米の「食味ランキング」

お米を知ろう87

今年も日本穀物検定協会からお米の「食味ランキング」が発表されました。毎年1回年初に、前年の秋に収穫されたお米の「味の良し悪し」を格付けするものです。ここ3年ほど新聞に取り上げられるようになり一気に注目が増していますが、実は今年で45回目を数えるほど、歴史のあるランキングなのです。

 

さてこの「食味ランキング」。例えば「山形県のつや姫が最高位の『特A』」とか、「福島県の天のつぶが惜しくも上から二番目の『A』だった」といったように産地別品種別に格付けがされています。産地とは東京・大阪・沖縄を除いた各道府県です。対象となったのは139産地品種で、そのうち最高位の『特A』を獲得したのは46点にのぼります。

 

さてここで問題です。この「食味ランキング」はどのようにランク付けされているのでしょうか? 正しいものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

 

ア.対象となるすべてのお米を食味計という機械で判定し、その点数だけで格付けをした。

イ.全国の米屋に対象となるお米を送り、米屋の回答を集計して格付けした。

ウ.各産地品種が、各地で開催されているお米コンテストで獲得したポイントの累計をもとに格付けをした。

エ.協会の専門家が実際に食べた評価を集計して格付けをした。

 

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.87 解答】

正解はエの「協会の専門家が実際に食べた評価を集計して格付けをした。」でした。

 

日本穀物検定協会のホームページによると、「当協会において選抜訓練をした専門の評価員である食味評価エキスパートパネル20名により、白飯の「外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価」の6項目について、複数産地のコシヒカリのブレンド米を基準米とし、これと試験対象産地品種のものを比較評価する相対法により行いました」とあります。その他炊飯器や対象となるお米の条件など細かく設定したうえで厳密に審査しています。もちろん、お店で販売しているお米が、「特A」を獲得した産地品種と同じであっても、実際に栽培している田んぼや栽培者が異なるため、厳密には同じお米ではありません。しかし、お米の美味しさの傾向を測るうえで、一つの指標として参考になると思います。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

 

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.86 「お米の流通」

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