おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.91 「苗を知る」
もうすぐで3月も終わり、いよいよ4月です。都内では桜も咲きはじめ、春本番ですね。
この時期、稲作農家の現場では、田植えに向けた様々な作業が並行して進んでいます。田んぼでは、田植えが出来るように畔を整え、田んぼを耕し、肥料をまいたりしています。苗を育てる作業も進みます。まず種籾を消毒し、塩水に漬けて良い種籾とそうでないものを分けて、ビニルハウス等の中で発芽させます。一般的に田植え機で田植えをする場合、発芽させたのち苗の状態にまで育てることが必要です。
さてここで問題です。この「苗」について正しく述べているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.苗の背丈は50センチくらいまでに育ててから田植え機で田植えをする。
イ.トレーサビリティ法により、苗は生産者個々人が種籾から育てることが法律で定められている。
ウ.苗の葉っぱの数が50枚程度になってから田植えをするのが一般的である。
エ.種籾から苗を育てる場合、だいたい1か月くらあれば田植えが出来る程度の大きさに成長する。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.91 解答】
正解はエの「種籾から苗を育てる場合、だいたい1か月くらあれば田植えが出来る程度の大きさに成長する。」でした。
ア…苗にはその大きさにより、稚苗、中苗、成苗といった呼び名があります。苗の背丈は、品種や生産方法により様々ありますが、だいたい十数センチから、大きくて20センチ程度です。
ウ…葉っぱの数は苗の大きさにもよりますが、多くても5枚程度の段階で田植えをします。
エ…だいたい20日~25日程度で田植えに耐えられる程度の大きさになります。