おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.100 「田植え後のトラブル」
さて季節も6月が近くなり、もうそろそろ全国の田植えが終わりに近づいています。生産者さんの仕事もようやく落ち着いてきましたが、しかし田植えが終わればあとは何もしなくてもいい…と言うわけではありません。収穫までまだまだ気を抜くわけにはいかないのです。
さて、田植えを終えた後、苗にも様々なトラブルが発生します。苗にまつわるトラブルに最も当てはまらないものを、次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.ジャンボタニシが植えたばかりの苗をほとんど食べてしまった!
イ.苗の葉っぱに「いもち病」が発生してしまった!
ウ.田植え直後に雨が激しく降り、風も強かったため苗が流されてしまった!
エ.田んぼに降り立つ大型の鳥、サギが苗を残らず食べてしまった!
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.100 解答】
正解はエの「田んぼに降り立つ大型の鳥、サギが苗を残らず食べてしまった!」でした。
ア…九州や西日本で多く見られる水棲生物で、もともとは食用として海外から人間が運んできた生きものです。一晩で苗の多くが食べられてしまうくらい、その存在は稲作にとって脅威です。ジャンボタニシは除草でも使えるので、いかに上手に付き合っていくががポイントです。イ…いもち病は稲の葉っぱにも発生します。ウ…田植えをした後、苗の根っこが土に根付くことを「活着(かっちゃく)」といいます。田植え時または田植え直後に激しい雨や風が吹くと、せっかく植えた苗が活着する間も無く流されてしまうのです。