おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.165 「炭水化物の体内吸収」
さて今週のクイズは、炭水化物の体内への吸収スピードについてです。
一般的に、炭水化物を摂取すると食後の血糖値が上昇します。この上昇が急激だと膵臓からインスリンが過剰分泌され、糖質がエネルギーとして過剰に体内に取り込まれ、結果として体脂肪となり蓄積されます。つまり、この上昇が緩やかな方が体脂肪が溜まりにくいと言われています。
さてここで問題です。炭水化物が体内に吸収されるスピードが早い順番に並べたものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.玄米→白米→食パン
イ.食パン→玄米→白米
ウ.食パン→白米→玄米
エ.玄米→食パン→白米
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.165 解答】
正解はウの「食パン→白米→玄米」です。
お米も小麦も、色が茶色や黒いほうが炭水化物の体内への吸収スピードが遅くなります。お米だと白米よりも玄米や分搗き米、パンだと全粒粉パンがそれにあたります。またパンのように粉で摂取するよりも、ごはんのように粒で摂取したほうが、やはり炭水化物の体内への吸収スピードは落ちます。
体脂肪を蓄えないためには血糖値の上昇を緩やかにしてインスリンの過剰分泌を抑えることが大事です。つまり今回の3つの食べ物の中では玄米を食べることが、もっとも体脂肪をためにくくなるようです。お米は粒で摂取した方が小麦との差が出やすいため、出来ればお米はごはんとして摂取してほしいものです。
>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.164「お米の栄養素」