おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.230 「お米と安心」
さて今回は「お米と安心」についてです。
昨年はまさに「殺人級」の酷暑のため、お米の品質や収量が落ちてしまいました。その結果、お米の収穫量は例年と比べると9年ぶりに「やや不良」となりました。
それでも今日、日々の食卓においてお米が消えることはありませんが、「いざ!」と言う時のために、お米については様々なセーフティネットが講じられています。そのセーフティネットについて当てはまらないものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.災害時には、お米を無償で供出してくれるお米屋さんが行政から指定されている。
イ.お米の流通量が減るなどの場合には、政府が備蓄しているお米が市場に放出される。
ウ.行政の施設には簡単にごはんとなる「アルファ米」を備蓄しているところが多い。
エ.緊急時にはタイが必ずジャポニカ米を日本に供出する国家間の取り決めがある。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.230 解答】
正解はエの「エ.緊急時にはタイが必ずジャポニカ米を日本に供出する国家間の取り決めがある。」でした。
取り決め自体は例えば東アジア地域各国間での取り決めがあります。災害時にお互いの国がお米を供出する等の取り決めです。但し当然ながらお米の種類までの縛りはありません。昨年のお米の出来は作況指数は「98」でした。なお外国産米を緊急輸入した1993年の大凶作の際は「74」でした。緊急輸入をするのはそれくらいの落ち込みでないと行わないということですね。
アは例えば渋谷区ではそういった協定を区と米屋組合で結んでいます。ウのアルファ米とはお米のでんぷんをいったんアルファ化(つまり柔らかくしている)しており、そのうえで乾燥させ保存に耐えうるようにしています。いざというときはお湯を入れるだけでごはんになるのです。