知る
2020.05.25

お米を使った世界のソウルフード

私たち日本人にとってお米はとても身近で普段の食事の主食としてだけではなく、おにぎりやお寿司などの料理として調理されて食べられることもある食材です。そんな、変幻自在なお米は日本だけではなく、いろんな国で愛されていることをご存知ですか? 今回はお米を使った世界のソウルフードの一部を紹介します。

■ロコモコ
ご飯の上にハンバーグと目玉焼きを乗せ、グレイビーソースをかけたものが基本とされるハワイのソウルフードです。ロコモコのルーツに関しては諸説ありますが、ハワイ島で小さなレストランを経営していた日系2世のナンシー・イノウエさんによって発案されたそうです。もともとは、学生向けのリーズナブルなファーストフードとして食べられていましたが、今ではハワイのソウルフードとして日本でも愛されています。

■ピラフ
ピラフといえば、炒めたお米とさまざまな具材とともに出汁や香辛料を加えて炊いたフランス料理ですが、発祥の地がトルコであったことをご存知でしたか? もともとピラフはトルコで「ピラウ」と呼ばれる一般的な料理として食べられていたトルコのソウルフードだったのです。その後、ピラウがフランスでも食べられるようになり、私たちがよく食べているフランス料理の「ピラフ」となったそうです。

■ナシゴレン
インドネシアとマレーシアのソウルフードであるナシゴレンは、主に「サンバル」「ケチャップマニス」など現地特有の調味料を使うことが特徴です。そのほかの具材や調味料は自由にアレンジされることが多く、まるでチャーハンのような見た目の料理です。ナシゴレンの意味は、インドネシア語で“nasi”は「飯」、gorengは「揚げる」という意味があるそうです。

このように、たくさんの国で調理され、多くの人に愛され続けているお米。今は、さまざまのソウルフードを日本で食べることができるように、海外でもおにぎりや寿司など日本のソウルフードとして多くの人に食べられています。この素晴らしい日本食が世界に広がり、海外でもサンドイッチのような感覚でおにぎりが食べられる日が来るかもしれないですね。

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