知る
2020.08.26

身体にイイことがたくさん! 食卓を彩るカラフルなお米たち

「白米」。おそらく、多くの人がこの2文字だけでお茶碗いっぱいに盛られたご飯を想像するのではないでしょうか。日本人のDNAに刻み込まれた米文化を実感しますね……。

さて、お米というと先ほどの白米が一般的。ですが、白以外にもカラフルなお米があることをご存知ですか? 今回はそんな彩り豊かなお米を紹介します。

■赤米
赤米は玄米の糠層(種皮や果皮)にタンニン系の色素を含んだお米のことで、その名前の通り赤褐色の見た目をしています。タンニンは整腸作用や美容効果が期待されており、生活習慣病の予防。改善にも効果があると言われています。味わいとしては、白米よりもアミロースが多いため、粘り気が少なくややパサパサした食感です。ちなみに、赤米は現在のお米(赤飯)のルーツと考えられているそうです。

■黒米
黒米は玄米の糠層にアントシアニン系の色素を含んだお米のことで、こちらも名前の通り黒色の見た目をしています。糠層を残すよう精米すると紫色になるため、紫黒米や紫米とも呼ばれます。アントシアニンはブルーべリーや茄子といった食材に含まれる成分で、疲れ目改善や眼病予防に効果があるとされています。黒米のほとんどがもち米のため、食感はふっくらもちもち。白米と混ぜて炊けば鮮やかに食卓を彩ってくれそうです。

■青米
玄米を買ったとき、中に透き通った緑色っぽいお米が入っていた経験がありませんか。よく出来の悪いお米と勘違いされて取り除かれがちですが、実はとても貴重なお米。これは、適切な時期に刈り取られた稲の証拠で、香りも高く炊き上げるとやわらかいことが特徴です。

■金芽米
特別な精米方法によって、玄米が持つ「亜糊粉層」という栄養素の部分を残したお米のことです。亜糊粉層はでんぷん層と糠層の境目にある層で、栄養や旨味が凝縮されています。白米よりもビタミンや食物繊維が多く含まれており、栄養価の高い玄米よりも柔らかく食べやすいことが特徴です。

こうして見てみると本当にカラフルですよね。それぞれ違った機能性があることも嬉しいポイント。皆さんもぜひ“色々”なお米を試してくださいね!

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