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2020.10.19

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.310 「新米と産地」

新米の時期になるとお客様から「新米は何がありますか?」という問い合わせが一気に増えます。
お米好きな皆さんからのこういったお問い合わせは、お米屋さんにとって力になることは間違いありません。
しかし…残念ながら現地で収穫したお米がすぐに都内に運ばれるのか、と言うとそういう訳ではありません。収穫後、様々な工程を経ないとお客様にお売りすることは出来ないのですが…。
ただ、私たちからの「すぐに新米を食べたい!」という想いに応えるために産地サイドで出来ることがあります。その「出来ること」について間違って述べているものを次のア~エから選び記号で答えて下さい。

ア.収穫後、乾燥調整をしない。
イ.玄米を色彩選別機にかけない。
ウ.農産物検査を受けない。
エ.米袋に入れたお米を自家用車で運ぶ。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.310解答】

正解はアの「収穫後、乾燥調整をしない」でした。
乾燥させずに籾摺りを行えば、籾殻が取れにくいためかえって時間がかかります。また水分が残っているとカビてしまうので保管向きでありません。そもそも乾燥させないと売り値が下がってしまうので生産者サイドとしては省略することは考えられない行為です。
イ…最近こういった機械でキレイでない玄米を取り除いて仕上げる生産者が増えてきていますが、この工程を選択しない生産者も多くいます。
ウ…農産物検査を受けなければ一般消費者に対して品種名を名乗って販売はできませんが、出荷販売自体は問題ありません。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.309「玄米の異常」

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