
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.337「稲作と雨」
今年は梅雨が早く始まり、長梅雨になると言われています。
稲作は自然相手の仕事なのでどうしても天候に左右されますが、雨の影響もそのうちの一つです。梅雨の時期の雨は無いよりはあったほうがいいのですが、近年の梅雨は豪雨を伴うため、できれば極端な天候にならないことを祈るばかりですが…。
さてここで問題です。稲作と雨の関係について正しく延べている文章を次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.田植えの時期に雨が降る方が、生産者としては助かる。
イ.田んぼには常に水を張っているので、雨を気にする場面はない。
ウ.雨がもたらす湿気は、稲にとって悪影響を及ぼすことがある。
エ.雨が降っていれば多少気温が低くても、稲の生育には関係ない。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.337解答】
正解はウの「雨がもたらす湿気は、稲にとって悪影響を及ぼすことがある。」でした。
あまりに湿気があるといもち病などの病気の原因になります。稲も生き物ですから、健康的に育つには健全な環境であることが大事です。
ア…田植えした後、稲が活着(土に根付くこと)するまでは、なるべく大雨は避けたいところです。あまりの大雨だと植えたばかりの稲が流されてしまうからです。
イ…稲が植えてあっても土中のガスを抜くために田んぼを乾かす「中干し」を行うことがあります。
エ…低温になればウと同じように稲は病気になる場合がありますし、そもそも生育が遅れます。