おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.352「埼玉県のお米事情」
今週のクイズは…シリーズ2回目!「47都道府県のお米事情シリーズ」です。
今回は「埼玉県のお米事情」についてです。 都内にお住いの方は「埼玉県のお米」と言われてももしかしたらピンとこないかもしれません。しかし東京という大消費地の隣県ということもあり、お米の生産量はそれなりにあります。令和2年産については全国で16位の生産量を誇ります。
これは日本有数の米どころである北海道、東北、北陸に次くらいにくる順位です。 このように意外にも稲作がさかんな埼玉県ですが、そのような埼玉県のお米事情について間違って述べているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.県独自のオリジナル品種である「彩のきずな」は食味ランキングで最高位の特Aを獲得したことがある。
イ.埼玉県内で特に有名な産地として加須市の北川辺地域、大利根地域などが挙げられる。
ウ.県北部では麦との二毛作を行っている地域が多いため、この地域の新米出荷時期は10月以降になる。
エ.国内有数の夏の暑さを記録する地域ということもあり、コシヒカリはほとんど栽培されていない。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.352解答】
正解はエの「国内有数の夏の暑さを記録する地域ということもあり、コシヒカリはほとんど栽培されていない。」でした。県内ではコシヒカリが最も多い生産量を誇ります(令和2年産)。
埼玉県は首都圏ですが、いっぽうで広大な平野、温暖な気候を活用した農業も盛んで、稲作も広い範囲で行われています。オリジナル品種である「彩のかがやき」「彩のきずな」は値段の割に良食味米ということで業界内で高い評価を得ています。うち「彩のきずな」は今まで食味ランキングにおける最高位の特Aを2017年、20年と2回獲得しています。
埼玉県は人口も多いため生産県でもあり消費県でもあります。また都内への食糧供給(おもに業務用途のお米)において重要な地位を占めている県でもあるのです。