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2021.12.13

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.366「温度」

言うまでもなく稲作は自然環境の下で行う人間の営みです。人が設えた「田んぼ」という設備で、人間は苗を植え、肥料を撒き、雑草を排除して稲を育てます。しかしこういった人間の活動だけでは稲は育ちません。それらに深くかかわるのが「温度」です。さてここで問題です。様々な場面で出てくる稲作における「温度」について、正しく述べているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.苗が病気にならないよう、まずは種籾を100度の熱湯で消毒する方法がある。

イ.田植えした後の田んぼ水温は、平均して5度ほどあれば十分生育する。

ウ.稲の開花、出穂時期の気温は20度以下の日が続いた方が受粉が盛んに行われる。

エ.日中で35度以上、夜間でも30度を超える日が続くと稲がしおれてしまう。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.366解答】

正解はエの「日中で35度以上、夜間でも30度を超える日が続くと稲がしおれてしまう。」です。これを「高温障害」と言います。

ア…薬剤を使わずにお湯で消毒する方法を「温湯消毒」と言いますが、この場合は60度のお湯で10分間浸します。

イ…「12度以上」が正しい温度です。これより低いとせっかく田植えしても根っこの発生が止まり稲の生育が遅れてしまいます。

ウ…稲が開花して受粉・受精をするには約25~30度の高温が10時間ほど続く必要があります。受粉・受精が順調に進まないと稲は籾を実らすことが出来ません。そのため開花時期~出穂時期の気温が低いと収穫量が落ちてしまいます。これを「冷害」と言います。

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