知る
2022.02.28

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.376「年間米購入数量」

 

毎年総務省により家計調査が取りまとめられますが、そこから「都道府県庁所在地+政令指定都市の52都市」の「年間の米購入数量及び金額」が分かります。

それによると、令和3年の1世帯当たりの年間米購入数量が最も多かったのは新潟市でした。以下、静岡市、和歌山市、大津市と続きますが、この順位は年ごとの変動が大きいため、あまり意味は無いようです。それよりもここで注目したいのはその数量及び金額です。

さてここで問題です。

今回の家計調査で判明した内容について正しく述べているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.新潟市の1世帯(2人以上世帯)が年間で購入する米の金額は、80,000円を超えている。

イ.1世帯あたりの米の購入数量は、ほとんどの都市で年間300kgを超えている。

ウ.東京都区部の米の購入金額は、キロ単価でみると400円を超えている。

エ.新潟市の米の購入数量は前回1位になった平成27年の購入数量をはるかに超えている。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.376解答】

正解はウの「東京都区部の米の購入金額は、キロ単価でみると400円を超えている」でした。

知識として、どの都市がどういった順位なのかを知ることにはあまり意味がありません。今回の問題は現在のお米消費の傾向を理解することにより解ける問題としています。

ア、イ…新潟市で30,000円弱となります。日本人の年間の一人当たりのお米消費量は約53kgです。仮に5㎏を2,000円とすると、年間の一人当たりお米購入額は21,000円程度です。3人世帯でも6万円台であるいっぽう、設問の数字は明らかに金額が大きすぎます。

エ…全国的にお米の消費量は毎年10万トン減少しています。そこから考えると、今から7年ほど前の記録が増えていることは考えにくいでしょう。

この記事を気に入ったらシェアしよう!