おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.390「しゃもじ」
ごはんをほぐしたりお茶碗に盛るためにはしゃもじが欠かせません。しゃもじには色々な素材や形状のものがありますが、最近は樹脂製のもので、表面に小さい突起のあるものが多く見られるようになりました。さてここで問題です。この小さな突起はどのような役割があるのでしょうか?その役割に最も当てはまるものを次のア~エから選び記号で答えてください。
ア.米粒の表面にあるぬめりをとるため。
イ.米粒を柔らかくするため。
ウ.米粒がしゃもじにつかないようにするため。
エ.米粒の水分を取り除くため。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.390解答】
正解はウの「米粒がしゃもじにつかないようにするため。」でした。
最近は木製のしゃもじよりも樹脂製のものが多くありますが、樹脂製のなかでもさらに表面をエンボス加工しており、ボツボツの突起がみられるものが増えてきております。このボツボツのおかげで糊化したごはん粒がしゃもじの表面を転がるようになるので、しゃもじにあまりごはんがくっつかないのです。 ごはんを美味しく召し上がるには炊きあがりのほぐしは非常に大事な工程です。一つにはごはん粒の表面に外気を当て硬化させることにより粒が立ち、触感がよくなります。また釜の下にある水分を全体に均一にならすことにより、下部のごはんのべちゃつきを防ぐのです。
ほぐしは喫食の直前の、最後にして重要な工程です。ぜひ怠ることなくきちんと行って下さい。