おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.349「田んぼと鳥」
今週のクイズは、「田んぼと鳥」の関係についてです。
日本各地の田んぼを見て気付きますが、田んぼには必ず鳥がいます。それらの鳥は稲作にとって必要な活動をしている場合もあれば、そうでも無い場合もあります。もちろんそれは人間の勝手な見方であり、彼らは生きるために必要な活動をしているのですが…。
さてここで問題です。田んぼで見られる鳥の活動について正しく説明しているものを次のア〜エから選び、記号で答えて下さい。
ア.スズメは稲穂の米粒を食べるが、籾殻ごと飲み込むことがほとんどである。
イ.合鴨栽培における合鴨は害虫駆除のため飼育されており、除草は期待されてない。
ウ.トキは田んぼで餌を探す際に稲を踏みつけるが、かえって丈夫な稲になる。
エ.無農薬栽培の田んぼには虫が多いため、その上にはツバメが多く飛んでいる。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.349解答】
正解はエの「無農薬栽培の田んぼには虫が多いため、その上にはツバメが多く飛んでいる」でした。
無農薬栽培=生き物が多く棲んでいる=餌が多い、ということです。筆者は産地でそういったツバメの話をよく聞きます。
ア…通常は籾殻は外して食べます。籾殻はガラス繊維のため消化しにくいのです。
イ…通常は雑草を食べることを期待して合鴨を田んぼに放します。
ウ…かつては田んぼを荒らす、ということでトキは害鳥扱いでした。そのこともトキ乱獲の背景にありました。