おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.407「水田の水の量」
日本の水田の面積は約280万ヘクタールとされています。諸説ありますが、これら田んぼに一定の水が張ってあると仮定すると、約○○億トンの水を溜めることができるそうです。この○○億トンとは、例えば東京ドーム約5,000杯分になります。湖で言えば猪苗代湖より多く、田沢湖より少ない量です。琵琶湖と比較すると約5分の1に相当します。これだけの量の水を貯水できる能力があるため、田んぼの機能の一つとして「洪水を防ぐ役割」が挙げられるのです。
さてここで問題です。○○に当てはまる数字を次のア~エから選び記号で答えて下さい。
ア.15
イ.60
ウ.120
エ.500
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.407解答】
正解はイの60億トンです。これは現在の日本にある洪水調節ダム(300カ所以上)の約4倍に匹敵する量です。
都会ではあまり目にすることのない田んぼですが、大雨が降ってもその水はすぐに河川に流れずに、いったん田んぼにたまってそこから河川に流れるため、洪水を防ぐ構図になっています。また田んぼの水は地下にも徐々に染み込んでいく(これを「涵養」と言います)ように、保水能力もあるのです。水田は人間が作り出した設備ですが、かようにしてわたしたちの生活になくてはならない設備にもなっているのです。