おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.446「米選機」
お米は農産物ですから、米粒の大きさは収穫したときにはばらばらです。にも関わらず皆さんが購入する白米の粒が比較的揃っているのは、生産者レベルで「米選機」という米粒を揃える機械を使って米粒の大きさを整えているからです。この機械で米粒をふるいにかけるのですが、そのふるいの上に残った米粒を製品として出荷するのです。
なかなか一般の人の目に触れることが少ないこの作業について、問題です。米選機及びこの作業について正しく述べているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.この作業は玄米の段階で行っている。
イ.ふるいの網目の大きさは1.85ミリや2ミリなどがあるが、これは米粒のタテの長さに合わせている。
ウ.ふるいの外に落ちた米はそのまま捨てている。
エ.この作業だけで石などの異物も完全に除去される。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.446解答】
正解はアの「この作業は玄米の段階で行っている。」でした。収穫したてのお米は、まずは籾の状態です。それを乾燥させた後、籾殻をはがして、その後で米選機にかけて米粒の大きさを整え、袋詰め(30kg)して出荷します。
イ…米粒のタテではなくヨコの大きさです。タテだと5ミリ程度になります。
ウ…外に落ちた米粒はくず米として米菓や酒の原材料になります。またこの落ちたくず米をさらに網目の小さいふるいでかけ直し、飯米として整える場合もあります。
エ…この機械にはそういった機能は期待されていません。石や草の実などは残る場合があります。