知る
2023.11.13

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.462「水田の活用」

「水田活用の直接支払交付金」という仕組みがあります。この仕組み。いまある水田で、米以外の作物を栽培した場合に単位面積あたりに一定のお金が生産者に直接支払われる…という国の制度です。主食用のお米の生産量を調整するため(つまり生産量が消費量を大幅に上回って価格が暴落しないように)に活用されていることが多いのですが…。

 

 

さてここで問題です。この仕組みについて正しく述べているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.水田では稲の栽培は一切禁じられている。

イ.対象となる作物に大豆は含まれていない。

ウ.水田を地域交流のための遊び場と整備しても支給される。

エ.もともと稲作に不向きな水田に対しては支給されない。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.462解答】

正解は「もともと稲作に不向きな水田に対しては支給されない」でした。

ア…飼料用米や加工用米(米粉など)の栽培は認められています。

イ…対象となる作物は様々で、おもに麦や大豆、蕎麦などがありますが、各地域で作成する「水田収益力強化ビジョン」によって様々な農産物が認められています。

ウ…目的は「食料生産における重要な生産装置」として認識されている水田の活用にあるため、それ以外の目的で使うことに対しては交付金は出ません。

食料安全保障の観点から、例えお米の消費量が落ち込んでいても水田をすぐに潰すことは難しく、どのようの維持していくのかが課題になっています。

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