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2020.06.01

おにぎりのように握られたお米を使った日本食”お寿司”の歴史とは

おにぎりにとって大事な食材といえば“お米”です。私たちの生活と密接に関わりのあるお米は、いろんな料理に使われ、多くの人に愛されている食材ですよね。今回は、おにぎりのように握られた日本のソウルフードである、お寿司の歴史についてご紹介します。

お寿司は、東南アジアの民族が魚などを穀物にませて長期保存する貯蔵法が起源とされ、奈良時代に中国から日本に伝わってきたと言われています。その頃のお寿司は、甘酒で味付けしたご飯に、川魚を乗せて一晩寝かせた「なれずし」と呼ばれる保存食として食べられていました。

そんな保存食として食べられていた「なれずし」ですが、現在の「にぎり寿司」として食べられるようになったのは江戸時代の末期でした。屋台で手軽にサッと食べれる“粋な食べ物”として注目を集め、江戸中に広がりました。

当時は、東京湾のことを“江戸前”と呼んでいて、江戸前で取れる魚介などを使うことから「江戸前寿司」と呼ばれるようになったそうです。その後、名古屋や大阪にもにぎり寿司が流行し、全国に広まっていきました。ちなみに、当時のお寿司は、私たちが普段食べている大きさの約2倍もあり、ちいさなおにぎりサイズだったとも言われいるんです。

今ではリーズナブルなチェーン店も多く、私たちの生活に身近なお寿司。日本人からだけではなく、海外の方からも人気で、多くの国で食べられる日本食です。おにぎりも「onigiri」や「ライスボール」という名前で海外の方に人気があります。このように、いろんな日本食が世界に広がり、世界中の人が日本食を通じて幸せになれるといいですね。

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