知る
2023.12.25

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.468「重さの変化」

小池精米店では産地から玄米を購入し、精米します。産地から購入する玄米は30㎏単位で紙袋に入っているのですが、中身の重さを図ると時々30㎏を切っている場合があります。もちろん産地で袋詰めした際には風袋を除いて30㎏あるのですが、その後、倉庫での保管を経て小池精米店に着くまでに重さが減っているのですが…。

 

 

さてここで問題です。この重さが減った理由に最も当てはまらないものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.ネズミに食べられた。

イ.輸送の途中で袋が破けた。

ウ.玄米の水分が飛んでいる。

エ.玄米が白米になっている。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.468解答】

正解はエの「玄米が白米になっている。」です。

生産者が収穫後、籾を乾燥させ、玄米に仕立てて袋詰めした段階では重さは30㎏あります。ところが保管や輸送の途中でア~ウのような原因でお米の重さは減るのです。それでもアのケースは、そこまで大幅にお米の量が減ることはありません。イのケースは時々ありますが、あまりに量が減っている場合は輸送会社からの保証の問題になります。そのなかでウのケースは頻繁にあり、かつ誰かの責任でもないため、非常に微妙な問題です。産地の中には規定よりも多めの玄米を入れている人もいます。これを「予マス」と言います。ただこれについての法的な決まりはないため、どこまで「予マス」を見るかは生産者の判断に委ねられるのです。

 

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