お米には写真のように「毛」が生えている品種があります。これを「芒（のげ）」と言います。この存在は実は生産者にとって厄介なものです。例えば籾摺りの段階でホコリになるため、ゴミが多く出るのです。最近では品種改良によってこの「「芒（のげ）」が無い品種が増えているのですが…。

さてここで問題です。この「芒（のげ）」が無いことを示す言葉が品種名の一部に含まれている場合があります。その言葉を次のア～エから選び、記号で答えて下さい。

ア．ヒカリ

イ．ニシキ

ウ．坊主

エ．金色

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう！Vol.467解答】

正解はウの「坊主」でした。一般消費者にとっては普段は気にすることはない「芒（のげ）」ですが、この存在が無いだけでも生産者の手間は省かれます。最近の品種では無い場合が多いのですが、それでも写真のように未だに見られる品種もあります。写真は佐賀県で撮影した「さがびより」という品種です。「坊主」がつく品種では「銀坊主」という品種（石川県）や「坊主1号」「坊主6号」「早生坊主」（いずれも北海道）など様々です。いずれもかつては各地域での主力商品でしたが、最近ではあまり見ることはありません。