おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.480「ササニシキ」
今回の問題は「みんな大好きササニシキ」にまつわる問題です。
世の中のお米は「もっちりしていて甘いお米」が人気でササニシキに代表されるような「さっぱりしているお米」にはあまり人気が集まりません。しかし「さっぱり」とは言ってもあくまでも「もっちり系」との比較であって、それこそ大昔のお米と比べるとササニシキだって十分「もっちりしていて甘いお米」の部類に入ります。ようは程度の問題ですね。
そんな程よい「もっちりしていて甘い」特徴が一部の人に支持されており、小池精米店でも一定程度の売上をあげているのですが…。さてここで問題です。ササニシキ系のお米について「正しく」説明している文章を次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.亀の尾…鎌倉時代に流行ったお米の一つでササニシキの祖先にあたる。
イ.ハツニシキ…ササニシキの直系のこどもにあたり、平成になって生まれた。
ウ.ささ結び…ササニシキとひとめぼれのハイブリッドである「東北194号」の別称。
エ.星空舞…秋田県のお米でササニシキの子孫にあたるブランド米。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.480解答】
正解はウの「ささ結び…ササニシキとひとめぼれのハイブリッドである「東北194号」の別称」です。品種名は「東北194号」ですが、ブランド名として一部地域では「ささ結び」として販売しています。
ア…亀の尾は明治時代に流行ったお米で、ササニシキやコシヒカリの祖先にあたる良食味米です。
イ…ハツニシキはササニシキの親に当たる品種で、コシヒカリとは同じ親から生まれた。なおもう一方の親を「ササシグレ」といい、この二つの掛けあわせで「ササニシキ」となったのです。
エ…星空舞は最近では珍しくササニシキ系のお米ですが、秋田県ではなく鳥取県のお米です。 ササニシキは環境の変化に弱い品種のため、暑すぎたり寒すぎたりすると途端に収穫量が落ち込んでしまいます。お米は一年草なので、一年でもお米が穫れない年があると生産者の生活が成り立たないため、いつしか栽培する人が少なくなってきているのです。