定番はおにぎり! いよいよお花見シーズンが到来
2024年の桜の開花は全国的に平年並みからやや遅くなる見込みですが、いよいよ春の訪れを実感できるようになってきました。そこで、お花見の定番について株式会社mitorizがおこなった「お花見と飲食に関する調査」を見てみましょう。
「お花見が好きか嫌いか」を調査したところ、全体では「好き(57.3%)」で約6割の人が“お花見が好き”と回答しました。世代・男女別で見た場合、20代の男性のみ「好き」が4割を下回りましたが、「嫌い」は最も多い20代でも1割ほどで、40代以上は1割を下回ります。どの世代も女性の方が好きの比率が高く、男女とも世代が上がるに連れ比率が高い傾向があります(図表1)。
「2024年のお花見予定」を調査したところ、全体で「お花見をする予定(21.0%)」「おそらくお花見をする予定(18.5%)」を合わせて39.5%という結果でした。男女別では、おそらくする予定まで含め、男性が32.8%に対して、女性は44.9%と女性の方がお花見に積極的な様子がわかります。男性は「お花見をしない予定(32.3%)」が3割を超えていますが、「未定だが誘われたら参加する予定(16.4%)」も一定数おり、若い世代ほど数値が高い傾向がありました。
「お花見を誰と一緒にするか」を調査したところ、全体で最も多かったのは「家族(53.8%)」で、「友人(28.9%)」「1人(20.3%)」と続きました。世代・男女別では、女性は全世代で「家族」の選択率が5割を超えている一方で、男性は全体的に選択率が低く、20代はギリギリ3割という結果でした。男女とも20代は「友人」が4割を超え、30代以降は下がっていますが、女性の60代以上は「友人」が4割に迫りました。「1人」に関しては男性20代・30代の選択率が突出して高く3割を超えています。全体で4番目に多かった「仕事の同僚(10.0%)」は男性40代~60代以上のみ1割を超えており、世代や性別で特徴が出ています。
お花見グルメは「おにぎり」が全世代で人気
「お花見で食べるもの」を調査したところ、お花見で「何も食べない(36.9%)」と回答した人を除くと、6割強がお花見の際に何かしらを食べていることがわかりました。最も人気なのは「おにぎり(27.0%)」で「弁当(21.1%)」「スナック菓子(17.4%)」「揚げ物(17.4%)」と続きました。世代別で見ると、全体1位のおにぎりは全世代で3位まで入っており安定した人気の一方で、若い世代はサンドイッチも上位に入っており、20代では一番人気という結果でした。全体2位の弁当は世代が上がるにつれて順位を上げており、60代以上では1位となっています。全体3位のスナック菓子は若い世代の支持が厚く、世代が上がるにつれて順位を下げています。
桜を見ながらおにぎりを食べる・・・日本の春の風物詩と言えるのかもしれませんね。