先日「日本生活協同組合（生協）」の「米についてのアンケート」が公表されました。内容は米屋目線から見ると非常に興味深く、今回、つい問題にしてしまったのですが…。

例えば「お米の購入の際に重視する内容（複数回答）」では「無洗米であること」が30％であった一方で「普通精米であること」が16％弱占めており、普通精米の美味しさをきちんとご理解頂いているお客様が多いことが分かります。

ではここで問題です。このアンケートでは他にも非常に参考になる内容が含まれていたのですが、その内容について正しく述べているものを次のア～エから選び、記号で答えて下さい。

ア．「米を食べる頻度」でもっとも多いのは「ほとんど食べない」人たちであった。

イ．「米を食べる頻度」で「1日に3回以上」と答えた人は「70歳代以上」が最も多かった。

ウ．「米の購入理由」で最も多いのは「精米日」であった。

エ．「米の購入理由」で「銘柄（品種）を」挙げる人の方が「価格の安さ」を挙げる人より多かった。

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう！Vol.485解答】

正解はエの『「米の購入理由」で「銘柄（品種）を」挙げる人の方が「価格の安さ」を挙げる人より多かった。』です。

ア…「1日に2回程度」と答えた人が最も多くなっています。

イ…30歳代や40歳代が多くなっています。恐らく家庭で食べるケースが多いからだと思われます。

ウ…最も多いのは「銘柄（品種）」です。「精米日」は意外と少なく12位になっています。

この調査は令和3年より実施されており、今年で3回目になります。購入層は米屋から買う人ではありませんが、お米の購入理由が詳らかになるため、米屋としては非常に面白いアンケートです。購入理由としては他に「配達」「産地特定」「生産者特定」「玄米」なども挙げられており、米屋の得意分野ばかりです。このようなアンケートを見るに、消費者の嗜好と米屋の営業スタイルに齟齬はなく、あとはいかに上手にPRするか、が大事なのです。